deltarune、噂のGルート(Aルートとも呼ばれていますが、この記事では「Gルート」と呼びます)もクリアしました。
UNDERTALEほどではありませんが、怖くて後味の悪い展開でした。
通常ルートをクリアした時はキャラたちのノリがそこはかとなく「ドラえもん」っぽいと思いましたが、そんな明るい話の裏に怖い話をブチ込んで来るのがTobyさんの作風ですね。(こういうギャップを出せるところがやっぱり凄いと思います)
Chapter2はかなり濃い内容なうえに、謎は深まる一方だったので「考察もどこからして良いやら…」という感じではありますが、まずは筆者の「推し」であるラルセイが一部で本作の「黒幕(=咆哮の騎士)」と疑われているようなので、それについて筆者の見解を述べたいと思います。
なお、この記事の目的は「ラルセイ黒幕説」を論破する事ではなく、考察の幅を広め本作をより深く楽しむ事です。単に「やさしくてかわいい」だけのキャラなら巷に溢れているので、「やさしくてかわいいけど、実は黒幕なんじゃ…?」と考察できるところも彼の魅力の1つだと思います。
以下は本作に関するネタバレがある為、Ch1~Ch2(Gルート含む)までクリアしてからご覧いただく事をオススメします。
ざっとこんなところでしょうか。
悲しいことに、ラルセイティーを飲んだ時のクリスの体力の回復値が低く、「ラルセイはクリスから信頼されていない」説も濃厚です(T_T)
「クリスから信頼されていない」(かもしれない)事も「ラルセイ黒幕説」がささやかれている一因になっていると思います(^^;)
しかし筆者は、ラルセイが黒幕だとは思いません。
理由はCh1にあります。
「この世界ではやさしさだけじゃ勝てないこともあるんだね」
と言って本気で悩んでいるような子が、悪意を持ってクリス達を騙しているとは思えないんですよね。そんな彼がもし黒幕というかこの冒険の仕掛け人ならば、「優しさで全てが解決できる世界」を創ると思うのですが、そうはなっていません。という事は、彼は黒幕ではないのだと思います。
まぁ、「ラルセイ黒幕説」を支持する方からは「それは演技だ」と反論されてしまうのかもしれませんし、現状それを明確に否定できる要素はありませんが、キングに裏切られて傷ついたのは本当だと思います(^^;)
筆者はラルセイの正体は「UNDERTALEのアズリエル」だと考察しており、UTではフラウィとしてプレイヤーと対立していたアズリエルが、(Pルートで和解したので)「deltaではラルセイとしてプレイヤーに力を貸してくれているのだ」と信じたいんですよね。
Ch2に「Gルートがある」と聞いた時は「ラルセイがプレイヤーキャラとしていながら何故!?」「ラルセイにそんな酷いことはさせたくないし、いくらプレイヤーからの指示でも虐殺を始めたらさすがにラルセイが止めるだろう」と思いました。
その後、Gルートに進めるのはラルセイが目を離した間だけだと分かって納得しました。
やはり彼は本作の良心であり、彼がそばにいる限りクリスもプレイヤーも絶対に正しい道を歩むとは限らなくても、絶対に間違った道に進まないことだけは確かなのだと思いました(少なくともCh2時点では)そういう意味でも、やはり彼は「黒幕ではない」と言えるでしょう。
Ch2では「ライトナーであれば誰でも闇の泉を創れる」という事がクイーンによって語られましたが、そもそもラルセイはダークナーです(それが嘘という可能性もありますが、今のところはその前提で語ることにします)
クイーンから何故かいつも認識されない理由については「ダークナーは自分とは違う世界のダークナーの事は認知しにくい」みたいな特性がもしかしたらあるのかもしれません。
…まぁ、キャッスルタウンではクイーンはすぐにカオスキングやランサーと打ち解けて(?)いたので、やはりラルセイはダークナーの中でも特殊な存在なのか、キャッスルタウンの中ではその特性が薄れるのか、そもそもこの考察が外れているのかもしれません(^_^;)
確かにラルセイにはまだ何かをクリスやプレイヤーに隠していそうな素振りはありますが、彼が咆哮の騎士(≒ch1,2の泉を出現させた張本人)ならば、カオスキングやクイーンから無下に扱われている描写があるのは変でしょう。
もし本当にラルセイが黒幕的な何かだったとしても、彼を裏で操っているのはアズリエル(クリスのお兄ちゃん)だろうと思います。
ラルセイの城の最上階辺りにアズリエルいそう…。
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